ご出産おめでとうございます。
子育てを頑張る全てのママさんへ、今日も一日お疲れ様です。
子育ての喜びと共に、時には大変さも感じる日々。
そんな中で、私が実際に体験し、大きな支えとなった「産後ケア事業」についてお話ししたいと思います。
産後ケア事業って何?
産後ケア事業とは、出産後のママや赤ちゃんの心と体のケア、育児サポートを行うための国から推奨されている事業です。少子化が進む中、誰もが一人ひとりが安心して子育てを進められるよう、安全な環境の整備を目指した事業です。
産後ケアの目的
この事業の目的は、産後のサポートを強化し、母子の心と体の健康を向上させること。令和3年度からは市町村における実施が努力義務化されています。
利用対象者
お住まいの市町村に住民票がある方で、出産後1年以内のママと赤ちゃん
①産後に心身のバランスが取れない、育児に不安がある方
②助産師さんに相談したいことがあり方
※ご実家が遠く、ワンオペ等で自宅での子育てにストレスを感じていたり、
沐浴や授乳がうまくできないと感じている方等・・・。
特に初めての子育ては何もかもが上手くいかなかったり、これって大丈夫?と思いますよね。
夜中の授乳に睡眠不足になっている方も多いですよね。
産後ケア事業の具体的な内容
産後ケア事業では、宿泊型、通所型、在宅訪問型の3つのサービスがあります。
宿泊型:病院や助産所に宿泊し、休養とともに心身のケアや育児サポートをします。
通所型:病院や助産所等の施設に通い、サポートを受ける(地域により集団で行う場合もあり)
在宅訪問型:助産師や保健師が自宅を訪問し、個別にサポートを提供
※宿泊型や通所型は地域によって通える月齢が違います。
宿泊型は生後4か月までの赤ちゃんを対象としている地域が多く、埋まっていることもあります。
利用を検討しているのであれば事前に確認してみて下さい。
利用までの流れ
産後ケア事業を利用するためには、まずお住まいの市町村の支援センターに連絡し、面談を行います。その後、利用の申請をし、市町村からの通知を待ちます。利用が決定したら、具体的なサービスの内容や日程を相談し、利用開始となります。
step1:連絡 お住まいの市町村の 支援センターに連絡をする。
step2:面談 保健師さんが利用したい方と面談。心身や子育て不安について伺う。
step3:利用の申請
step4:利用の決定 後日市町村より通知書が届く
step5:産後ケアの利用 利用したいサービスや日程を相談しながら決める
step6:使用する/支払い (利用後の支払いは現金のみ)
注意点と費用
産後ケア事業を利用する際には、利用回数の制限や、ママだけの外出ができない点、対象乳児以外の子の預かりがない点に注意が必要です。費用については、宿泊型、通所型、訪問型によって異なりますが、現金のみの対応となっています。
実際に利用した感想
私は2人目の子供を出産する前にこの事業を知りました。
当時は上の子が2歳で、イヤイヤ期に加えて妊婦中から赤ちゃん返りが始まっておりとても悩んでいました。
出産後はさらにヒートアップし、赤ちゃんを叩いたり、抱っこをせがんでばかり。
夜中の2時~3時まで『ママ、遊ぼう!』と癇癪を起し、寝不足が続き精神的にも肉体的にも限界でした。
産後ケア事業を思い出し、急いで電話で相談しました。
支援センターの方が自宅訪問してくれて、今の子育て(肉体的精神的なストレス)について聞かれました。
最初はとても恥ずかしかったです。
みんなが出来ている子育てをまるで『私は出来ない人間です』と言っている気がしました。
しかしすべて正直に話し『ケアをしてほしい』と依頼しました。
この事業には産後ケアに対象する人なのかの審査があるそうなのですが、2週間ほどで審査が通り『通知書』が届きました。
上の子がいるため入院型や通所型は断念し、訪問(アウトリーチ)型を利用しました。
利用当日は助産師さんが自宅に来てくれて、赤ちゃんの体重測定やお風呂を入れてくれました。
3時間の利用でしたが、安心して寝ることができました。
子育ての相談も親身に聞いてくれて心が軽くなりました。
子供が1歳まで6回の利用ができるとのことでこれからも利用していきたいと思います。
この産後ケアを通して私は子育ては自分一人で抱え込まず、もっと周りに助けを求めることの大切さを知りました。
まとめ
産後ケア事業はいかがだったでしょうか。
もし子育てで悩んでいる・・体力的にきつい・・と思うのであれば一度検討することをおススメします。
産後ケア以外にも子育てをサポートする事業は沢山ありますし、誰か相談することで何か発見があったり、助けてくれる人が出てきてくれるかもしれません。
一人で不安やストレスを抱える子育て程辛いものはありません。
多くのママが心身ともに健康でいられるよう、支援が続けられることを願っています。子育ての喜びを一緒に分かち合いましょう。今日もお疲れ様でした。
あなたのお住まいの産後ケア事業
対象月齢や費用についてはお住まいの市町村によって異なります。
『お住まいの市町村 産後ケア事業』で検索してみて下さい。
東京都練馬区
https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/sukoyaka/sango-keajigyou.html
東京都大田区
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kodomo/shussan/sango-care.html
大阪府大阪市
福岡県福岡市
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/k-sukoyaka/child/sangokea.html
沖縄県那覇市
https://www.city.naha.okinawa.jp/nahahokenjyo/bosihoken/bosihoken/sangokeajigyou.html