『もしかしたら・・夫婦喧嘩の原因は自分自身にあるのかもしれない・・・。』
『もし・・そうなら・・子供たちには私のようになって欲しくない。』
そう思い精神科を調べた。予約の電話をするも新規は受付が出来ないと2〜3件断られた。
やっと新規でも受け入れてくれる病院を見つけた。
『精神科ってこんなに埋まってるの?悩んでる人いっぱい居るじゃん』
当日、まだ1歳にならない息子を連れ病院に向かった。
着いてすぐに病院にきたことを後悔した。
普段目にすることの人達がいたからだ。焦点もあっていないような・・ボロボロの洋服を来た人いた。
『怖い・・・来るところを間違えた・・・』
受付の方に『子供を連れてきても大丈夫ですか?』と確認した。
『はい。大丈夫ですよ』
『高校生も一人で来ますから』
受付の方は優しく答えてくれた。
初診ということもあり待ち時間が長かった。
意外にも時間が経つにつれて空間に慣れてきた。
赤ちゃんが来るのは珍しいのか皆とても可愛がってくれた。
40分ぐらい経ったことに問診が始まった。
何故精神科に来たのか?と尋ねられた。
私は夫婦関係が上手くいっていないこと。夫に対して怒りが収まらないこと。を話した。
幼少期や小さい時の話を聞かれた。
『成績はどうだったか??』
『友達はいたか?』
『友達とトラブルはあったか?』
上手く答えられなったし、なにより恥ずかしかった。
でも私の話を優しく聞いてくれた。否定せずに聞いてくれた。
問診が終わり、次は診察室に通され精神科医との話合いになった。
『子育てはどうだった?』
私はそのとき初めて『辛かった』と言えることが出来た。
子育てが辛い、、今まで友達や親には言えなかった。言ってはいけない気がしていたから。
『しゃいかさん、頑張ったんですね』
『イライラするということはそれだけ頑張った証拠ですよ』と優しく言ってくれた。
『子育てとは大変なものです。24時間ずっと子供を見ていないといけない。
環境も変化して、どの家庭だってケンカは増えますよ。』
『まずはイライラしたらその場を離れて下さい。
トイレに駆け込むでもいいです。そして疲れた無理せずに休んでください』
これからは無理しない子育てが出来たらいいですね。
精神科に行って気づいたこと・思ったこと
もっと早く受診したらよかった。
精神科のイメージはとても怖いものだと思っていたから。
私がかけて欲しかった言葉は『エール』ではなく、『暖かい言葉』だったんだと気が付いた。
頑張ってるねと誰かに認めて欲しかったんだ。
今まで『何か戦っている女性』と接してきて『頑張れ』『負けるな』といわれ、比較され続けていた。ただただ共感して、暖かい言葉をかけらることがこんなに嬉しいことだと思わなかった。
精神科はすごく混んでいる
『これをしなさい、こうしなさい』と言われることはなく、『~出来たらいいね』『~になったらいいね』という優しいことが嬉しかった。私ももし誰か悩んでいる人がいたらこの言おう。